波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

3日連続! パイプラインリーフで日本人クラッシュ。

1月 29th, 2009 · No Comments

3日連続で発生したパイプライン日本人クラッシュですが今は無事に元通り。

どうやら最悪のバイオリズムは脱したようです。今後の無事を祈り続けていきたいところですが、パイプラインチャージャーにはヘルメットが必要。その上でヘルメットを被っているからといって、乗ってはいけない波があること。チャージとデッドは紙一重。未熟者は去れというローカルサーファーの言葉。骨身に沁みました。
一歩間違えればとんでもないことになるとこでした。渡辺まさとプロ、九死に一生。本当にラッキーでした。現場で救助に協力していただいたサーファーとライフガードのおかげです。渡辺プロのクラッシュが起きたのは日暮れ間近のパイプラインでした。リーフに頭がヒットしてノックダウン。気絶したまま水中で溺れているところを発見され。駆けつけたサーファー10人以上の協力で砂浜をかつぎあげられ。ライフガードのCPRで蘇生。そのまま救急車でホノルルにあるクイーンズホスピタルに搬送されたのでした。その日の深夜、渡辺プロのアクシデントがノースショア中に知らされました。頭蓋骨に亀裂があり、出血もあるが、意識も取り戻して言葉や身体に別状は無く。今後は頭の怪我の回復の様子を見守る。ということでした。これでノースは一同ホッ。今も病院の面会は自粛しているところなので、その後の病状については確認できていませんが、便りのないことが無事な証拠と考えて、一刻でも速い回復を願っているところです。
先週末はパイプラインリーフで日本人クラッシュが3日連続で発生。ノースショアコミュニティーに衝撃が走りました。最初は22日。脇田プロでした。クローズアウトのチューブに飛び込んでいって潰され右眉を大きくカット。顔面真っ赤の大流血でビーチに上がってきました。救急車隊員による手当の後に家族の運転でクイーンズホスピタル直行。取れそうになっていた右眉毛を直してもらって。抜糸まで1週間の診断がでた。
「愛用しているヘルメットに新しい血が染み込んで年季がました。」本人はクールにアクシデントを受け流している。これまで15年以上もパイプラインと格闘したきたスキルはただ事ではない。さらに気を引き締めてパイプラインにチャージしていくことだろう。
脇田プロ、渡辺プロときて、3番目は高貫佑麻だった。3日連続のパイプラインセッション。朝からラインナップに加わっていたジャパニーズは佑麻ただ一人。強烈なオーラを発しながらパイプの波を独占するパイプラインポッセメンバーのすぐ右脇の奥に張り付きながら。虎視眈々とグッドバレルを狙い続けていた。しかし佑麻にグッドピークはなかなか巡ってこない。それでも一人で乗れる波を狙い続けるうちにサックアップするインサイドにパドルインした。頭から真っ逆さまにパーリング。大丈夫か? と心配させたが何事もなかったように再びパドルアウト。その後、2本波をキャッチしたところで、今度はボードがクラッシュ。ビーチに引き上げてきた佑麻のヘルメットを見て驚いた。右側頭部にリーフが直撃。ギザギザの傷で陥没したヘルメットの反対側は衝撃が抜けて大きく裂けていた。へこんで裂けた。ヘルメットがなければ佑麻は無事では済まなかったことは間違いない。
2年前にも同じパイプラインで同じヘルメットを被っていながら額を大きく割って流血した経験のある佑麻。今回はさらに大きな役目を果たしてくれたことになる。

Tags: ニュース

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