波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

2017-2018シーズンのエディはキャンセルされた。

12月 15th, 2017 · No Comments

ビッグウェンズデーとなった12月13日。ノースショアは朝から楽に20ftオーバーのビッグウェイブがヒット。朝一のサンセットチェックでは、エディサイズは充分と感じさせるほどの波。しかし残念ながらオンショア。風向きがノースウェストと悪く、しかも強く吹いてくる。パイプラインは波がでかすぎてバレルにならずパイプマスターズはキャンセルとなった。
サンセットビーチの砂の流出は止まらず、サイドウォークの法面がショアブレイクに浸食されて舗装が崩れ始めてしまった。ライフガードタワーは無事だが、砂の流出で出来た崖が鉄骨の足場まで2メートルまできている。このまま被害が進んでカムハイウェイが通行止めになったら一大事。ローカルTVレポートも現場に足を運んでいる。

オンショアのビッグウェイブが炸裂するノースショアを離れ、でん助が次に向かったのはウエストサイドだった。トラックスを過ぎ、マカハも通り越して、道路が終わる最終地点にあるサードディップに到着した。背後に連なる山の斜面。吹き下ろしてくる風はひんやり乾いていて、ウエスト特有のぎらつく太陽光線に映えるブルースカイ。実はでん助、30年ぶりに見るサードディップ。久しぶりのロケーションは何も変わっていなかった。
途中で見たマカハはでん助がこれまでで目撃した最大サイズの15ft−20ft。ベイのセンターでそそり立つピークからピキピキの壁が張りまくっていた。後で知ることになったが、このときマカハのラインナップには堀口真平と藤村アツシが張り付いていて、今まで聞いていた以上の素晴らしいビッグウェイブを実体験。ワイメアとはひと味違ったクリーンでビッグな20ftなんだと、リアルなビッグマカハに痺れてしまっていた。


トラックスで一時間ばかりサーフィンしてからノースに戻ることにした。途中でノース開拓の歴史ある町ハレイワに寄り道して、クイックシルバーの裏にあるコーヒーギャラリーでお茶と甘いもので一休み。さてそこからの帰り道、ワイメア渓谷にさしかかるとベイの景色が凄いことになっていた。朝の20ftからは一変。ベイ全体がスープの泡に覆われていて、ベイの中央アウトサイドでは20−30人のサーファーが一塊になって押し寄せてくるセットと格闘していた。すでに夕暮れが迫り、教会の塔がシルエットとなり、サーファーがテイクオフする姿は黒い影にしか見えなかった。
波のサイズは確実に22ftオーバー。しかもどんどんセットが入ってくる。時にはぐぐっと膨れ上がりサイズがわからなくなるほどのビッグワンが、ほんの10分ほどで2−3度ヒットしてきた。
明らかなエディサイズだった。しかしコンテストはオンされてない。いろいろと噂話は聞かしてもらっていたけれど、今シーズンのエディは本当にキャンセルされたんだと、でん助にも理解できました

Tags: ニュース

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