波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

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2017 Vans World Cup of Surfing

12月 5th, 2017 · No Comments

チャヒー、波乗りでん助です。
パイプラインマスターズ観戦のために、Vans Triple Crownが開催されている冬のハワイはノースショアにやってきました。
12月1日に到着。今回の宿は、湘南の平塚でサーフショップdepthをやっている桜井マサオさんと共同させてもらって、ヴェルジランドでモトクロスロードへの入り口にあるジョシー女史宅のヴァケーション
レンタルハウスです。パイプラインにはちと遠い所ですが、ここからだと大好きなフレディにヴェルジランドが目と鼻の先なので、サーフィンするには絶好のロケーションであります。
到着早々、でん助はジェットラグと時差ぼけでふらつく身体にむち打って、Vans Triple Crown 第2戦のワールドカップを見にサンセットビーチに繰り出しました。本来ならば身体を休めたいところでしたが、ラウンド3にカノア五十嵐が出場するとあっては見逃すわけにはいきません。

でん助がTriple Crown を毎冬のハワイで観戦し始めてから今回で33年目。ワールドカップは最初の始まりである1965年のデュークインヴィテイションから1975年のオニールワールドカップを経て、今や52年目。世界でもここだけにしかないサーフィンの檜舞台サンセットで、歴史を重ねてきた世界屈指のサーフィンコンテストであります。
CT2年目のカノアがどんなサーフィンを見せてくれるのか興味津々でした。カノアはこの日のラウンド3は成長著しいタフな試合運びと、持ち前のクールで切れのあるパフォーマンスでトップ通過。翌日のファイナルデイヘと駒を進めたのですが、残念ながらクォーターの1歩前のラウンド4で敗退となってしまいました。でん助としてはカノアにファイナルへと勝ち進んで欲しかったところですが、それは、これからのお楽しみとして取っておくことにしましょう。

最終日、コンテストは順調に消化され、優勝はコナー・コフィン。2位がコロヘ・アンディノ、3位はパワフルで切れまくりのバーティカルスラッシュを真骨頂とするウェイド・カーマイケル。そして4位がグリフィンという、今の時代からすれば納得の面子となりました。
表彰式の晴れ姿を写真に収めようと、でん助が表彰式が終わったステージへと駆けつけたところ、バレルライドを決めていたんで勝手に優勝かとふんでいたアンディノの姿はとうになく、しかめっ面をしながらステージを降りてくるカーマイケルに遭遇。思わず声をかけてこっちに視線をもらいましたが、その表情は緩みませんでした。しかたなくインタビューの順番待ちの列に並んでコナーの笑顔をカシャカシャ。これで一安心で、帰ろうとしたところ、トリプルクラウン新人賞を獲得しジェイソン・シバタ大先輩に肩を叩かれ褒められているバロン・マミヤもパチリ。このバロンは今年のハワイリージョンにおけるジュニアプロシリーズで4戦中3勝したチャンピオンで、オアフ・ノースショア生え抜きの17歳。その実力は折り紙付きの本物と将来が期待される注目株の筆頭です。

最後になりますが、サンセットビーチでひとつ心配な出来事が起きていました。ライフガードタワー下の砂が大量に消失してしまい、今まで見たこともなかった海底にあるリーフがむき出しになってしまっていました。数年前にビーチサイドウォークの足下まで砂が無くなり崖となってしまったことがありましたが、海底が露出してドライリーフへとむき出し状態となるなんて、でん助には信じられない光景です。自然環境の悪化に対する警告サインだとしたら心配です。

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