波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

生き残るのは紙一重。スリリングなディープバレルに興奮。

12月 11th, 2012 · No Comments

パイプラインマスターズ本番です
プロサーファーのチャレンジがすばらしいシーンを見せてくれました。波のコンディションは昨日と同じ6−8ftプラスのパイプライン&バックドア。世界チャンピオンの座をかけて一騎打ちとなったパーコとケリーが登場するラウンド3がすべて消化され、パーコもケリーも堂々の勝ち上がり。結末はファイナルデイヘと持ち越しになった。
ラウンド3はいきなりの第1ヒートで注目の対戦となった。第1戦ハレイワ優勝と第2戦ワールドカップ3位でトリプルクラウンレースのランキングリーダー、カウアイのセバスチャンがハレイワのファイナルに続いて、マスターズではマンオンマンでジョンジョンを下し2012年のトリプルクラウンタイトルを獲得。セバスチャンはこのままの絶好調を維持してパイプマスターへ突っ走りそうな勢いだ。

この日の10点満点は1本のみ。デーン・レイノルズがバックドアでメイクした。ぎりぎりだけどパーフェクトなレイルコトロールでボトムオフ。クリーンなプルインを気持ちよく決めて、高さのあるビッグバレルの中をグイグイと加速してメイクした。卓越したテクニシャンとは彼のことだ。
カラニ・チャップマンがパーコと互角の勝負。デンジャラスコンディションとなれば勝機はカラニにも確実にあったのだが、バックドアも手の内となるとパーコの動きを封じることはできなかった。ヒート後半の勝負所でプライオリティを活かしきれず先走ってしまったのが残念だった。
長年のスター選手で、ともにグーフィーであるダミアンとCJのホブグッド兄弟のパフォーマンスは、どちらもパイプマスターズでは一瞬たりとも目を離せない。ハッとした瞬間にディープなゾーンでバレルにプルインしてくるからだ。そしてぐりんぐりんチューブの中を見事にクルーズして、出口ではスピッツとともにパーフェクトなシルエットとなって飛び出してくる。巧いんだとか上手では伝えきれないスキルに心が響くんです。

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