波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

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無事終了、サーフィンの聖地ノースショアでの3週間。

12月 20th, 2018 · No Comments

2018年冬、サーフィンの聖地ノースショアで開催されるトリプルクラウンは無事終了し、チャンピオン争いを繰り広げていたトップ3の中で、ランキングリーダーであったガブリエル・メディーナがパイプラインマスターズ優勝という文句なしの決め方で世界チャンピオンシップでもタイトルをゲット。当初ハワイ入りする前、ひねくれ者のでん助はガブリエルの強さを甘く見ていました。が、パイプラインという現場で、マスターズのヒートがこなされいく中で、ガブリエルが放つ完成度の高いサーフィンの輝きが目に焼き付いていきました。最初に世界チャンピオンを決めた2014年からは、4年経った今のガブリエルは大違い。パイプラインという世界一のコンテストステージで、何を求められているかをきっちりと形で見せてくるという、さらにテイクオフドロップやバレルへの強さにも円熟味が加わったことで、波を読み切ったスリル満点のプルインや完全につぶされたと見えたスープの中から両手をかざして飛び出してきたバックドアのパーフェクト10など、ガブリエルのサーフィンはギャラリーの視線を最後の最後まで釘付けにしてしまう神業でした。今のガブリエルにはキング・ケリーだってつぶされかねない。ブラジルの風は当分の間もやみそうにない感じです。

パイプラインマスターズの表彰セレモニーが一通り済んだところで、ブラジル応援団スタッフにお願いしてチャンピオントロフィーボードをもたせてもらいました。もちろん本物のGLシェイプです。ボードのテイルよりにシェイプサインが見えるでしょ。ボードサイズは7’6”か7’8”てな感じで、幅は22”半くらい、厚さは3’でしょうか。いいかんじのシャープさがあってスピードありそうでした。

時として、一歩踏み間違えると地獄を見ることになるノースショアでのサーフィン。波を待つラインナップは緊張感が支配する海の中のリングと同じだ。気力だけでなく、もちろん体力だって試される。じいさんサーファーのでん助は、筋肉が躍動するくらいまで身体全身を使ってこそノースショアの波は楽しく乗れる。ターンがディープであればあるほどスピードに乗れて、波がグリングリンに掘れてきたらゴー・フォー・イット。メイクすれば一生の金メダルだというくらいの価値がある。
今年も様々な出会いと出来事がありましたが、なんとかあっという間に日本へ帰る時間がきました。こうなって、いつも思うことは、また一年後のことです。またサーフィンしにこよう、また海に入りに来よう。あのとき乗った波ばかり思い起こされます。まだまだサーフィン修行中のでん助。先に進むしかありません。

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