波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

マナー&ルール知らずがサーファーの価値を下げる。

10月 13th, 2008 · No Comments

今年の台風は一息ついたんだろうか?
波がぴったり入ってこなくなった。海水温は依然として高めに推移している。なのに衛星画像からは台風が発生しそうな気配がまるでうかがえなくなった。北緯20度から南の太平洋のど真ん中。台風発生銀座と呼ばれるエリアは真っ青な海に雲一つなく晴れ上がっている。今シーズンは超ド級のビッグウェイブにはお目にかかれなかった。もう一つか2つは心が震えるようなビッグスウエルを浴びてみたい。温暖化がもたらす巨大台風からのダイレクトスウェル。和歌山県潮岬の真南で910ヘクトパスカル。考えただけでも気が遠くなる。
いよいよ秋本番となってこの夏を振り返ってみると。サーファー&ガールズの多さを改めて教えられた。波のある土日はポイントパニックでそれこそ気が遠くなってしまう。エクイップメントの普及とサーフィンレベルの進歩は目を見張るものがある。老若男女入り乱れて1本の波に全員がパドリングする。もちろん怪我やトラブルは深刻さを増している。ローカルもビジターも同じこと。当事者となるサーファーはサーフポイントにマナーとルールがあることを理解していないか無視するかのどっちかだ。遠い昔の夢物語になったのか。リスペクトしあいながら波をシェアしあいながらサーフィンするのが一番楽しい。
日本全国どこのどんなサーフポイントでも、波に乗るためにはマナーとルールがあることを体の芯で知ってほしい。それは強制でもなんでもない。それはそこの波を楽しむ極意と考えればいい。もちろんポイントによってハードルは高くなる。きちっとレイルを押さえ込んだボトムターンも出来ないサーファーがチューブの波にはのれないでしょう。まずはパドルアウトする前に目の前でブレイクしている波を見る。どんな波なのか。どこで乗って。どこでプルアウトするか。最低10分以上サーフチェック。混雑してたり、波が大きかったり、自分がサーフィンしているイメージを想像できないとしたらパドルアウトするのは止め。退却して自分が出来るピークを探すか、時間をずらすかして再チャレンジしてください。
マナーとルールは波に乗る極意です。上達には不可欠ですから積極的に身につけましょう。どうすればいいかはローカルサーファーが知っています。習うのが一番てっとりばやい。海の中でも陸の上でもひたすらリスペクト。そうしていると海の神様が何かを教えてくれる。そう教わりました。

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