タイフーンスウェルに沸いた昨年とはうって変わり、スモールでジャンクなコンディションに終始した今年のQS 3☆ムラサキ湘南オープンだったが、最後の最後に、松下諒大のクールで激ホットなサーフィンパフォーマンスが爆発。波の大小をまったく感じさせない、神が乗り移ったとしか思えない、激しくもスピードに乗った切れまくりのサーフィンは優勝にふさわしいものであり、これでコンテストもめでたく終了となった。
コングラッツ!諒大!! とくに圧巻だったのは終了1分前のラストライド。トラックは太く、スプレーは諒大の倍は飛ばしながら、ファイナルヒートでも優勝間違いなしの圧倒的リードをキープしていたコナー・オリアリーを逆転したやつ。ジャッジスコアは5.8がマークされ、コナーとの5.2ポイント差をひっくり返してしまった。
俺は負けない!絶対に優勝するんだという気迫とオーラを出しまくっていた諒大。それは遠くはなれた観戦スタンドにもビンビンに伝わってきた。
日本のトップサーフビーチ鵠沼といえども、今大会のコンディションは昨年が素晴らしかっただけに残念だった。しかし、グッドスウェルに恵まれず、スローでプアーとなってしまった鵠沼の膝サイズ波を軽々と攻略するプロサーファーのポテンシャルは見所充分だった。なかでもとくに感じたことは、伝統ある湯河原出身プロの強さだった。昨年に大活躍した村上舜にかわって今年は同級生の松下が念願のプロ初優勝。湯河原のサーファーの上手さと、レベルの高さをQS 3☆優勝が証明した。
QS 3☆ ムラサキ湘南オープンで、 湯河原出身の松下諒大がプロ初優勝の大金星!!
7月 22nd, 2014 · No Comments
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