波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

鎌倉女子サーファー2人が揃って金メダルを手に凱旋。

3月 8th, 2018 · No Comments


鎌倉を代表する老舗サーフボードメーカーであるディックブルーワー所属の女子サーファー2人が昨年暮れに世界大会で見事優勝。その勝利記念パーティーが春間近の逗子マリーナで開催。鎌倉のレジェンド、ボーイズ、ガールズ、そしてファミリーなど、関係各位&ローカルメンバー多数が駆けつけ、感激の笑顔と涙と歓声があふれる素晴らしい宴となった。(写真左から、ISA世界アダプティブ・サーフィン選手権でAS-1ウィメンズ初代女王に輝いた内田一音、ディックブルーワー・サーフボードの和田浩一代表、そしてREnextop Asian Surfing Tour でショートボード女子2017チャンピオンとなった関口海璃。)


昨年11月30日からの4日間、カリフォルニアのサンディエゴで、ISA世界アダプティブ・サーフィン選手権という、障がい者サーファーによる世界規模のサーフィンコンテストが開催され、生まれつき左股関節に障害のある現NSA鎌倉支部長である内田一音(かずね)が、サーフボードに立つか膝立ちで乗る『AS-1クラス』で、今回から初開催となったAS-1女子の部に出場し見事に優勝。初代AS-1女子世界チャンピオンの証である金メダルを鎌倉へと持ち帰った。
このイベントは障がい者の方達のサーフィン世界選手権としてISAが2015年よりスタート。3年目の今年は世界26カ国が参加。日本もNSAより日本チームを派遣して挑んだ結果、AS-5(立って乗らず、水中にいる間や漕ぐためのサポートが必要なクラス)では藤原智貴選手が4位、内田選手と同じAS-1のメンズに出場した伊東建史郎選手が3位と、内田選手とともに3名がファイナルへと進出した。
帰国後、神奈川県庁へと世界チャンピオン獲得の報告に訪れた内田選手に対し、黒岩神奈川県知事からは『障がい者のサーフィンが将来においてパラリンピック競技になった時にも初代女王になれるように、今後も頑張ってサーフィンを続けてほしい。」という激励の言葉が贈られた。


もう1人の主役関口海璃は、昨シーズンは盲腸の手術で出遅れ、JPSAサーキットでは不本意な成績に終わってしまったが、シーズン最終盤の12月14日〜17日、フィリピンのモナリザポイントで開催されたRE nextop asian surfing tour 2017 最終戦 La Union 大会において、女子ショートボードクラスで見事優勝し年間チャンピオンを獲得。しかも海璃は、同大会では女子ロングボードにもエントリーし2位となるなど自分でもびっくりの離れ業をやってのけた。
『久々に優勝できたので、とても嬉しく、自分の自信になりました。』と笑顔をみせた海璃。『体調も回復した今シーズンこそは、さらなるステップアップを目指して頑張ります。』と力強い言葉で仲間達からの祝福に応えていた。

Tags: サーファー

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