波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

Merry X’mas 今年最大のビッグウェイブがヒットしました。

12月 27th, 2009 · No Comments

大波を見ているだけでもワイメアの谷間にのみ込まれそうでした。

25日のクリスマスデイ。ワイメアの波はビッグに掘れていました。テイクオフドロップするサーファーは真っ逆さま。波のボトムはボッコリとへこんでボトムターンするサーファーをのみ込もうとしてました。波のサイズは20ftオーバーと言ったらいいのでしょうか。一目見ただけで先日のザ・エディを超えるコンディションであることがわかりました。

最大セットは午後1時頃ベイにヒットしてきました。サイズは30ftオーバー。人によっては40ftという声もきこえてきました。その波はピークにポジションするサーファーのはるか沖でブレイク。そのままスープの高さで30ftはあろうかというモンスタージャイアントスープとなってワイメアベイをクローズアウトさせてしまったんです。それまでテイクオフピークにポジションしていた40人以上のサーファー全員が一瞬にして波にのみ込まれました。ベイは全面真っ白。これこそリアルクローズアウトの波でした。

後続セットが過ぎ去り。真っ白な海面となったピークポジションに再びサーファーの姿が揃い始めた時、そこにはクライド・アイカウ、ロス・ウィリアムス、そして脇田貴之の3人しか残りませんでした。残りは全員流されるかボードを折ったり、リーシュを切ったりで、ワイメアの海はパニック状態。ライフガードのジェットスキーが全力でレスキューに走り回っていました。

ジャパニーズサーファーの先頭に立ってワイメアをサーフするニック野崎さんもこのクローズアウトセットをくらい。愛用の11′4’’を折ってしまいました。ニックさんいわく、ノースショア歴35年にして最大のセットだったそうです。波を見つけ必死に全力パドルしてセットの1本目はギリギリでクリアーしましたが、波頭を越えた先にはすでにクローズアウトセットが真っ白な巨大ウォールとなって立ちはだかっていました。オーマイガー!観念したニックさんはボードを捨てて潜る。そして足のリーシュを手で押さえながら海中に引きずり込まれる衝撃に耐えていました。ズーンズーンズーンと引きずられながら3発の波がスルー。息も絶え絶えに海面に顔を出すとインサイドの真っ白な渦の中。ボードはテイル部分を残して跡形もなくなっていました。再び、オーマイガー! 今度は岸を目指して必死に泳ぎ始めるニックさんでした。

冬本番は始まったばかり。今回のクリスマスクローズアウトセットが伝説のビッグウェイブになるかどうか。しかし間違いなく今シーズン一番のビッグワイメアだったことは事実。今年の冬はビッグウィンターになることは間違いないようです。

Tags: ニュース

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