波乗りでん助

~ サーフィン総合研究所 ~

ハワイはサーフィンの聖地。ぜひ研究に出かけましょう

11月 15th, 2008 · No Comments

トリプルクラウン始まりましたよ。
季節は冬のノースショア。ハレイワ、サンセット、そしてパイプラインと、名だたる大会ステージを順番に巡りながら、プロサーフィン最高峰のコンテストを3つ重ねてサーフィン王者は誰かを決める。それがトリプルクラウンコンテストです。世界中に散らばるグッドブレイクを1年間サーキットしてチャンピオンを決めるのはASP。しかしトリプルクラウンはサーフィンで世界一の波が割れるハワイがコンテストの舞台なのです。ハレイワ、サンセット、そしてパイプラインと、この3つのポイントに炸裂するそれぞれ別のビューティフル&パワーブレイクをことごとく乗りこなす。そしてそこでチャンピオン争いを演じる。それがこのトリプルクラウンの醍醐味です。
開幕戦となるハレイワのハワイアンプロ初日。トリプルクラウン総指揮者であるランディ・ラリックさんを筆頭に、バーニー・ベイカー、スキル・ジョンソン、フェイス・ウェズレなど重鎮とスタッフ全員とハワイアン神父さんが手をつなぎセレモニーがスタート。およそ40日間に及ぶコンテストの無事を祈り上げていた。

注目の日本人選手は、R160に田嶋鉄兵、田中樹。もう一つ上のラウンドR128に大野修聖がクレジット。この3人にジャパニーズの期待は託されることになった。結果はASPライブですでにご存知のように3人ともR128をクリアすることはできなかった。ハイポイントを稼げなかったのはジャッジにアピールできなかったからだ。いいところまでは食い付いていたが3人とも最高の1本をもぎとれなかった。しかし3人とも見せ場は充分に作った。ハレイワのパーフェクト&エクセレントな6フィートを思い通りにマニューバーした。そして最後まで集中し続けて逆転を狙っていた。この経験は貴重だったはずだ。

6☆WQSともなるとジャッジの視線を釘付けにするくらいのハードパンチでマニューバーをお見舞いすることが勝利への方程式。ましてやハワイアンパーフェクトウェイブを絵に描いたようなハレイワが舞台。ジャパニーズプロも充分に進化を遂げているのですが世界トップとの差はまだあるようだ。でもそれを覆すのは時間の問題でしょう。それにしてもハレイワの波はエクセレントだった。6?7フィート、時々8フィートオーバー。まだ実物を見たことがない人はぜひ一度見て研究してみてください。惚れ惚れしてしまいますよ。

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